第179「高尾山GREEN CLEAN作戦」    2026年6月6日(土)曇り時々晴

【概要】「稲荷山コース」で高尾山に上り、山頂や登山道に落ちているゴミを拾いました。15周年特別企画第二弾として、ゴミ拾い終了・解散後、参加希望者で薬王院大本堂に上がって、護摩焚き修行・安全祈祷に参列しました。

2026.6.9報告掲載



出発前の集合写真:高尾森林ふれあい推進センター
出発前の集合写真:高尾森林ふれあい推進センター

 森林インストラクター東京会が社会貢献活動の一環として実施している、毎月第一土曜日に月毎に異なる七つのコースで自然観察しながら高尾山に上り、山頂や登山道のゴミ拾いを行うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」第179回を6月6日(土)に「稲荷山・護摩焚き修行」コースで実施しました。

 

 2011年4月にスタートした「高尾山GREEN CLEAN作戦」が15周年を迎える今年、15周年特別企画として4月の「日影林道・餅つき」コースに続いて、今月は「稲荷山・護摩焚き修行」コースで実施しました。

稲荷山コースで自然観察しながら高尾山に上り、山頂や登山道のゴミ拾い終了後、参加希望者で薬王院大本堂に上がり『護摩焚き修行・安全祈祷』に参列しました。

 高尾森林ふれあい推進センター前の広場で開会式を行い、スタッフ紹介と参加者確認、コース説明、安全注意、準備体操、集合写真撮影の後、案内川のカジカガエルの声を聴きながら班毎に出発しました。清滝前の池にはモリアオガエルの卵塊がありました。

 

 

高尾山頂のおそうじ小僧を囲んで
高尾山頂のおそうじ小僧を囲んで

 稲荷山コースでは、ムラサキシキブやヤブムラサキが咲きだし、花の付き方や葉っぱの感触の違いを観察しました。薄茶色のシロダモの若葉では、葉の表面を指でこすると産毛が取れて光沢のある緑色になることや裏側が白い古い葉を指で擦ると蠟が解けて緑色になることを実験しました。白い実とやせ細った緑の実がついたアオキがありました。やせ細った実は「アオキノミタマバエ」が卵を産み付けた為、大きくならないことを説明し中を開いてみましたが、卵や幼虫は確認できませんでした。

 5号路ではウツギヤカナウツギの花が満開でした。ウリノキに白い花弁が巻あがって黄色い雄蕊がむき出しになった、白いスカートをはいた小さな人形のような花をつけていました。クモキリソウが、蜘蛛が脚を広げたように見える花をつけていました。

 もみじ台で昼食後ゴミ拾い開始。高尾山頂のおそうじ小僧の周りのゴミを探し、半世紀近く前に高尾山でゴミ箱を撤去しゴミの持ち帰り運動を開始したことを説明しました。山頂は大変な人混みで「高尾山頂」の表示がある看板の前には記念写真を撮るための長い行列ができていました。薬王院に下る道では、ウメガサソウ、ギンリョウソウ、イチヤクソウ、ムヨウランを観察しました。

  

護摩焚き修行で授かった御護摩札を囲んで:薬王院大本堂前
護摩焚き修行で授かった御護摩札を囲んで:薬王院大本堂前

 薬王院本堂下で、拾い集めたゴミを分別し、安全確認のあと一旦解散しました。事務所にて杉苗奉納・護摩焚き修行・安全祈祷の手続きを済ませて参加希望者で薬王院大本堂に上がりました。

 薄明りの大本堂内で待つこと10分、ほら貝の音が響いて、護摩焚き修行の僧侶が護摩壇に入室してきました。『南無飯縄大権現』と参列者全員で7回唱えて修行が始まりました。般若心経などの読経のあと、薬王院の歴史・成り立ちの口上があり、祈祷・奉納者名として「森林インストラクター東京会、高尾山GREEN CLEAN作戦」と読み上げがありました。修行終了後、参列者全員に「お守り」が配布され、一人ひとり本尊の飯縄大権現の御簾の前に進みお参りしました。大きな御護摩札とお神酒お供物記念品を頂ききました。

 

 高尾山薬王院本尊のご加護のもと、’高尾山に上ってゴミ拾い’のキャッチフレーズで「高尾山GREEN CLEAN作戦」をスタッフ、参加者の協力で安全に継続していきたいと気持ちを新たにしました。  

 

 

☆拾い集めたゴミ:可燃ゴミ(紙やプラスチック)45リットル 1袋、不燃ゴミ(ビンや缶)20リットル 1袋

開催場所:稲荷山・護摩焚き修行コース〔高尾森林ふれあい推進センター(開会式)~稲荷山~5号路~もみじ台(昼食)~高尾山頂~富士道~薬王院本堂下(ゴミ分別、体操、振返り)、その後希望者で大本堂での護摩焚き修行・安全祈祷に参列〕

参加者:28名 〔一般参加者25名、FIT会員3名〕

スタッフ:熊木、谷井、槙田、三井(班長)、久保(もっときれいにし隊長)、久保田(安全・コースタイム)

報  告:槙田幹夫   

 

次回、第180回「高尾山GREEN CLEAN作戦」、2026年7月4日(土)、日影沢コースで自然観察しながら高尾山に上り、昼食後、山頂や登山道のゴミを拾う予定です。

高尾駅北口 8:40集合、8:32発と8:52発の小仏行きバスに分乗します。


フォトギャラリー1:開会式と午前中の自然観察 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】

フォトギャラリー2:ゴミ拾い 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】

フォトギャラリー3:自然と景色 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】


【下見情報】5/30スタッフ5名〔久保、久保田、熊木、谷井、槙田〕で稲荷山コースの安全状況と観察対象を確認しました。

清滝駅構内のセッコク〔写真提供:久保田さん〕
清滝駅構内のセッコク〔写真提供:久保田さん〕

・清滝駅前の清滝池の周囲には、まだ「モリアオガエル」の卵塊は見当たりません。ケーブルカー駅構内の桜に満開を過ぎた「セッコク」が咲いています。 

・稲荷山コースには咲いている花がほとんどありません。登り口近くで「カシワバハグマ」が花穂を伸ばしています。中間あたりの右側に「アオキ」が白い実をつけています。

5号路では6号路との交差点付近で「シラキ」の花が咲いていました。花穂の上部が雄花で、下の方に花柱が三裂した雌花があります。「ウツギ」が満開です。「カナウツギ」も咲きだしました。「ウリノキ」が白い花弁を巻き上げ、黄色い雄蕊が『小さな人形の脚』のようです。

・もみじ台では北側の巻道の「クモキリソウ」が一株花穂を伸ばしていましたが蕾です。楓の大木に巻き付いた「キウイ」が沢山の花をつけています。高尾山頂は青葉祭りの最後の週末で大変な人混みでした。

・下り道では石垣上に「ウメガサソウ」が一輪咲いていました。「マルバウツギ」があちこちで咲き残っていました。3号路分岐点の石垣に濃いピンク色の「イナモリソウ」が咲いていました。 「サイハイラン」があちこちで咲いています。「ムヨウラン」が一株ありましたが、まだ蕾でした。

・1号路の女坂に「タツナミソウ」が小さな草丈で花を咲かせていました。 「カシワバハグマ」「ヤブレガサ」が花穂を伸ばしています。浄心門とサル園付近の例年生える所に「ツチアケビ」が顔を出していました。 


フォトギャラリー0:5/30下見 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】