森林文化協会グリーンセミナー「石神井公園を歩く」


【タイトル】 森林文化協会グリーンセミナー「石神井公園を歩く」

【実施日】 20251011日(土)13時〜15

【主催】   公益財団法人森林文化協会

【参加者】 32

【実施概要】 グリーンセミナーは森林文化協会が会員(約1,350名)を対象に、毎年春秋に開催している。今秋は当公園を含め京都御苑、

  井の頭公園、林試の森公園の4箇所で実施。FITは昨年から講師を派遣し、今春も2ヶ所を受託した。 

【スタッフ】 森林文化協会:2名、FIT5名 主幹事:立川(報告)、講師:池田・廣川、アシスト:立川、アシスト補佐:松井・為野


雨の池巡り。水辺観察園、野鳥誘致林、石神井城址のオオタカ営巣地と周り、参加者は傘をさしながら、多くの皆さんが熱心に聞き入り静かな高揚感が感じられました。池田講師は「何でここに、この植物があるの?台地・崖線・三方の豊かな森、そこに人の手が入って守られていることを知っていただき、伝わった感が嬉しい」、廣川講師も「実物を見る感動は小さな対象にも宿っていた」と手応えを感じていました。終了して別れ際には、名残惜しい、独特の空気に包まれていました。

都立石神井公園は1959年開園で、面積は22.6ha。武蔵野台地の崖線のふちが三宝寺池の西端にあり、東の石神井池(通称ボート池)までなだらかな谷戸となっています。メインの三宝寺池の周囲は3方を緑地に囲まれ、自然豊かな森を作っています。参加者からは「都内でこんなに自然が守られている!」「ここ、東京なの?」という驚きの声が上がっていました。

三宝寺池の沼沢植物群落は1935年に国の天然記念物に指定されました。また、湿生植物(ミツガシワ、カキツバタ、コウホネなど)だけではなく、縄文時代に海だった名残の海洋性植物(テリハノイバラ、アスカイノデ)、氷河期から遺った北方系植物(ミツガシワ)、オオタカの営巣地もある高木層の深い森など、公園全体が生物多様性に富んでいます。ボランティア団体が東京都と協力して「武蔵野の植物を維持し増やす」活動を続け、三宝寺池の東側護岸を緩斜面化したことで自生種(ヒメミクリ、サンカクイ、タコノアシなど)も見事に復活していました。


実際に材料を手に説明をする

雨のため説明中も笠が手放せない

三宝寺池 国の天然記念物「中ノ島」の説明を聞く