6月28日実施 田園調布学園土曜講座


【タイトル】木質バイオマス発電の新たな時代を切り開く、国内初の「都市型木質バイオマス発電」を知る

【実施日】 2025628日(土)

【主 催】 田園調布学園

【場 所】 ジャパンバイオエナジー(株)・川崎バイオマス発電所(株)(住所:川崎市川崎区扇町)

【参加者】同学園生徒12名、矢内先生 

【スタッフ】 室伏憲治(幹事)、小川里花、熊木秀幸(報告)


晴天の下、川崎駅に8時に集合して、バスで20分で現地に到着です。まず、訪問先である両会社に挨拶の後、DVD視聴と見学前の説明を受けます。ジャパンバイオエナジー(株)は収集した建築廃材等を粉砕しチップ製造を行う会社、川崎バイオマス発電所(株)はそのチップを燃料として発電を行う脱硫や脱硝装置を備えた都市型バイオマス発電所です。

 

今回の見学の主旨は大気中のCO2の濃度上昇を抑制したいわゆる「CO2フリー」の発電所の一連の流れを見学し理解することです。植物由来であるバイオマス燃料は燃焼することによってCO2が排出されますが、このCO2は大気中にあった二酸化炭素から樹木が取り込んだ炭素が燃焼により排出されるもので、大気中のCO2濃度に影響を与える(CO2が増加する)ものではないという概念に立っています。

 

見学した生徒たちは、樹木は石炭や石油とは異なる再生可能エネルギーであること、電気をつくる装置や仕組み、そして社会で働く人たちを直に見て多くの発見や感じることがあったようです。地球温暖化問題が厳しく叫ばれる今日、これまで以上に一人一人が自分のこととして考える機会になってくれれば幸いです。