5月24日実施 田園調布学園土曜講座
【タイトル】田園調布学園土曜プログラム「江戸から東京へ~東御苑の歴史と自然を学ぶ~」
【実施日時】2025年5月24日(土)8:45~11:10
【主催者・共催者】主催:田園調布学園中等部・高等部
【参加者】21名(生徒20名、先生1名)
【スタッフ】主幹事・講師:鳥崎 肇一(報告)、講師:古谷 一祐、内藤 公雄
先生が1名付き添い、中学1年生が1名、2年生が11名、3年生が6名、高校1年生が1名、2年生が1名、生徒計20名が3つの班に分かれて苑内を観察しました。今回は、ずっと曇天でしたが、雨にも遭わず高温にもならず、順調に苑内の説明・案内を行うことができました。コースは、大手門→大手三の門→百人番所→中の門→中雀門→果樹古品種園→松の大廊下跡→富士見多聞→バラ園→竹林→天守台→天守復元模型→展望台→汐見坂→二の丸雑木林→二の丸庭園→都道府県の木→大手門です。
最初に、江戸城と皇居の歴史と東御苑の概要を説明し、百人番所などの建物のいわれ、石垣石の種類と産地、積み方などを解説しました。江戸城は何度も火事に見舞われ、天守や本丸などが焼失したこと、石垣にも火災の跡が生々しく残っていることを説明しました。また、天守復元模型を見て回り、天守の構造と大きさを理解してもらいました。
樹木としては、本丸でタラヨウ、トチュウ、ハマナスなどのバラ、タイサンボク、カルミアなどを、二の丸ではヒメコウホネ、アサザ、ウツギ、ヤマボウシ、エゴノキ、カジイチゴの実などを観察しました。生徒さんには、これを機会にまた別の季節に再訪して、東御苑の歴史と自然に、さらに深く親しんでもらいたいと思いました。
(写真:東御苑、苑内を観察する姿)