森林文化協会グリーンセミナー「小石川植物園を歩く」


【実施日】  2025419日(土) 13時~15

【主催】   公益財団法人森林文化協会

【参加者】  森林文化協会会員31名 参加予定36名)

【実施概要】 グリーンセミナーは森林文化協会が会員(約1,350名)対象に、年数回開催している。会員は無料参加でき、今春は当園の他に

         東御苑、京都御所、林試の森公園で開催する。FITは昨年から講師を派遣しており、今春も当園と林試の森公園の2カ所を受託。

【スタッフ】 森林文化協会:2FIT4名 主幹事:立川(報告)、 講師:高橋(喜)、小町、   アシスト:萩原、 アシスト補佐:立川


グリーンセミナーは朝日新聞告知と協会メルマガで40名を募集する。FIT提案で2班体制としたが、公園とはいえ、大人数をぞろぞろ引き連れて案内するので、講師はどう参加者と相対するかが重要だった。下見では見どころ植物と本番で咲きそうな花を確認しながらコースを作った。

 

明けて本番。ベテラン講師の2人はそれぞれ工夫を凝らし、どちらも対面型・応答型で話を展開していった。小町班は17名。蝶の口(口吻)を模した「手芸用の細いワイヤー」を利用して、ツツジの花弁の蜜標に沿って差し込み蜜のありかを探す。参加者は驚きながらも活発に、講師と意見交換をしていた。高橋班は14名。参加者の質問にも丁寧に答える。用意した写真や顕微鏡モードのカメラ画面を参加者が覗き込み、順繰りに輪ができていた。狭い温室でも、オオシマコバンノキの絶対的共生の話は全員が興味深く聞き入り、交代しながら顔を近づけハナホソガの幼虫を探していました。

 

ハンカチノキの白い苞葉が風に舞い(光の加減で薄黄色にも見える)、トキワマンサクの花は密集していて、まるでシャワーのようだった。閉会式では80歳台の女性参加者が「森林文化協会に入ってよかった・・・」と一言挨拶。大変ありがたい言葉をいただくことができた。