2023年5月28日(日)実施 コカ・コーラ ボトラーズ ジャパン・グループ(E)労働組合の環境保全活動支援


【概要】 環境保護や森林保護に対して関心を持ち、ゴミ拾いで環境保全に協力する。 同社労働組合員、ご家族様を対象に、

             高尾山の    自然に親しみその価値を共有し、環境保全の意義を知り意識を高めた上でゴミ拾いを実施

【実施場所】 高尾山:高尾山口(集合)~6号路~高尾山山頂(昼食)~4号路~浄心門~1号路~小公園(解散)

【担当者・幹事】 主幹事:熊木秀幸、副幹事:槙田幹夫、班長:槙田、廣川(報告)、古谷、アシスト:久保

【参加者数】 31名 主催者(コカ・コーラ労組)4名 組合員・家族:22名 FIT5


コロナ禍で2年越しでの実施。梅雨入り前の貴重な晴間の日曜日で人出は多かった。 清滝駅横の沢沿いを進むと、コゲラの巣立雛3羽が目前の木で追いかけっこ。また、直ぐ頭上でヤマガラも小首を傾げる。突然の自然との遭遇に参加者は目を見開き、息を呑む。

 

琵琶滝分岐の広場で高尾山の成り立ちや植物の多様性、歴史に触れる。琵琶滝で修験の水行を知り、6号路では満開のセッコクを堪能。清冽な沢の水に籠もる命を育む力、禊ぎの力を思う。沢登りであっという間に濁る水を見て「水を汚すのは人間」との声も聞く。

 

豪華トイレ近くの大変な人だかりに何事!?と訝しみ覗くとアナグマの子供が逃げもせず、道路の隙間に鼻を突込んだりキョロキョロしていた。ここ数日、同じ場所に現れているとのこと。山頂でのお昼の後そこでゴミ拾い。「全然ゴミがない」と言っていた参加者も目が慣れると、ゴミ袋が膨らんだ。4号路は狭く危険なので、ゴミ拾いは一旦中止。北に広がる落葉樹の森の静けさの中、ホトトギスやツツドリ、アオバトの声を聞く。

 

吊橋前で揺らさないようにと言い過ぎたか、参加者は慎重に渡る。谷を覗き込み、一滴の水が川となり台地を削り生命を育む力を感じて頂く。 浄心門でお山に御礼、神変大菩薩が足腰の健康に御利益有りと話すと全員がお参り。ゴミ拾いを再開。イナモリソウやタツナミソウの仲間を目にしたが、牧野富太郎の朝ドラは見られない世代でその話題への反応は薄かった。

 

小学生二人の姉弟のゴミ集めを競い合う姿があった。虫が大好きの弟、フクラスズメの幼虫のフリフリダンスには興奮だったが、アワフキムシの中から3匹の幼虫が出てきてうごめく様子にはドン引き。泡はオシッコと言わなきゃ良かったかな? 1号路でもセッコクの花盛り、高い木の枝先にぶら下がるモリアオガエルの大きな卵塊を見て、「どうやってあそこまで行ったの?」と興味津々。ほぼ初めての訪問者を最後まで驚かせ続けた高尾山、素敵なおもてなしに感謝。

 

ゴミ拾いの成果は、可燃ゴミ 45ℓ1袋、不燃ゴミ1袋、資源ゴミ1袋。高尾山を綺麗にと気持の良い汗をかき、配られたチケットで駅の温泉に向かった方も多かった模様。参加者からは多くの感想を頂いた。ハイキングの楽しさを愛で、自然やその良さを知ることに喜び、講師から多くのことを学べたこと、ゴミ拾いの意義等々多様であった。この活動がずっと続いていくと嬉しいと感じた一日であった。