高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
秋の花を探そう♪爽やかハイキング

2025年9月24日(水)
開催場所:日影沢~もみじ台~高尾山 


天高く爽やかな秋の朝、お客様は元気いっぱいに続々と高尾駅に集合。小仏行きバス停にカラフルな名札を下げた行列ができた。開会式は日影沢。カツラの落葉の甘い香りに包まれ何やら幸せな気持ちになる。馬も肥えるが人も肥える秋、カレーライスに焼きそば、おじゃこ飯、皆さん朝のカロリー補給は万全の様子。アイスブレイクで気持ちは一体化。さあ、お花探しに出発である。

 

「ばか、ぬすっと、どろぼう、ばくだん」不名誉な呼び名で十把一絡げにされる「引っ付き虫」も、よく見れば花も果実も実に美しい。ミズヒキ、ノブキ、フジカンゾウ、しゃがんでルーペをのぞき込むお客様のズボンに沢山のキンミズヒキが・・。花期が長いツユクサは一日花。横一列に並んだお客様は、総苞の中で横一列に並んだ果実と蕾を観察。

 

スズメ(ウリ)がいればカラス(ウリ)がいる、爺さん(ジイソブ)がいれば婆さん(バアソブ)だっているだろう、ハナイカダで嫁が泣いている、高尾に衝突したのは?「氷山!」、ホトトギスは何て鳴く?「ホーホケキョ!」、お客様との会話は本当に楽しい。

 

ウリ科の巻きひげ反転の術、オオバコ一本勝負、イノコズチのヤジロベー、マタタビミタマバエの幼虫を探せ!クサギは臭い?レモンエゴマはレモンの香り?ジャコウソウは本当に香る?お客様との体験もまた楽しい。

 

マルバハギ、ノハラアザミ、キバナアキギリ、ヤマホトトギスの美しい花と巧みな受粉の仕組み、秋の花も氷の花も楽しめるシモバシラ、キジョランのラグビーボール状の大きな果実、テイカカズラの細長い鞘、お客様との学びは更に楽しい。

 

秋の草花と果実を満喫しつつ、沢沿い斜面のトラバースという登山要素が加わった贅沢満腹コースをお客様とスタッフ全員が堪能した。


【参加者】37

【スタッフ】班長:長谷川守、久保雅春、廣川妙子、森正、葛西宗紀(副幹事・報告)  アシスト:福山容子(主幹事)、天野好章  体験参加:為野陽子、吉田昇


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