高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「高尾山の樹木を楽しむハイキング

2023年6月30日(金)
開催場所:高尾山口駅近く小公園~1号路~ケーブル高尾山駅~浄心門~4号路~いろはの道~1号路~高尾山頂~3号路~11丁目茶屋 


9時ごろ雨が止むとの予報でしたが、梅雨空のもと天気予報に裏切られ、小雨の中の開会式となりました。1号路を傘を差しながら進み、アカショウマの雨に濡れた白さに魅せられつつ、ゆっくりと登り、班長から葉の形、付き方などの違い、針葉樹、広葉樹、カシ類などの常緑広葉樹の説明や葉の臭いや手触りの違いなどを実感しつつ、定刻通りケーブル高尾山駅に到着しました。風もなく景色は全く見えず、雲の中にいるようでしたが、11丁目茶屋前のメグスリノキの種の大きさに感動したり、ツチアケビやキジョランの実の写真を撮る参加者もいました。

 

浄心門から4号路の本格的な登山道に入るので、参加者に注意を呼びかけゆっくりと進み、みやま橋では、フサザクラの実の付き方を観察し、カラスザンショウの葉の臭いを体験しました。

 

モミノキ広場で、ウラジロノキ、シロダモ、ウラジロガシの違いの説明に聞き入り、いろはの道に入り、美人ブナの白さと大きさに圧倒され、アカガシとカヤの合体木ではラブラブの木と言っていますとの説明に苦笑いが起きていました。

 

山頂での昼食中に太陽が顔を出し、空気が一変しました。晴れたためか、どこからか1匹のアサギマダラがひらひらとお弁当の臭いに誘われたように、皆さんの周りを飛びつつ、しばらくの間皆さんのお弁当をのぞいているようでした。

 

午後は傘をさすこともなく、比較的快適に歩くことが出来ました。

 

途中、カツラの落ち葉のあまじょっぱい臭いや、アサダ、カゴノキの木肌、モミとカヤの葉の違いなど説明を受けつつ、浄心門まであと数分というところで最後尾の班にオオスズメバチの雌が訪問しにやってきました。皆さんその大きさにびっくりしながらも、動かず、騒がず、冷静に対処され、何事もなく女王蜂は去っていきました。本日最大のピンチでした。終点の11丁目茶屋では最初の班と、最後の班との差が数分しかなく、まずまずのタイムスケジュールでした。各班振り返り、アンケート記入、名札ケース回収後、何事もなく皆さん無事にそれぞれ解散となりました。 


【参加者】35名

【スタッフ】幹事:長谷川守 班長:長谷川守、臼井治子、浅井記子、中林和雄、三井大造 アシスト:吉田昇、桒原悦郎(報告)


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