高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「高尾山 初夏の親子自然観察会

森に入り、虫や鳥や花と遊ぼう!

2023年6月25日(日)
開催場所:森林ふれあい推進センター〜6号路~琵琶滝~高尾山山頂~薬王院~1号路~林野庁慰霊碑


今回は、天候には恵まれたものの、湿度が高く、熱中症に注意しながら、適宜休憩をとり進めた。各班長がそれぞれ工夫をして参加者親子の興味を引きだすなどして、子供たちも楽しそうにしている姿が印象的だった。

 

ファイル資料を見せながら、親子観察会ならではのお子さんにも親御さんにも分かりやすい説明をしていた。例えば、オオルリの声を聞きながら、オオルリの写真を見せ、幸せになる鳥と聞いて、お子さんの目が輝いていた。

 

清滝から登山道に入るまでの道すがら、クモやカタツムリに興味を示していた子供もいた。やはり昆虫など動くものに関心が高いようだ。班長が「ホタルブクロ」の説明をした直後に、参加していた小学生の男の子がホタルがいるのを見つけてとても喜んでいた。また、子供たちも班長と仲良くなり、クロモジの匂いをかいだり、カタバミでの10円玉磨きなど、実際に手を動かすのが楽しかったようだ。クイズ方式で親子とも応答しながら、「なんでだろ」と質問を重ねて引き込んでいる姿も見られた。

 

昼休みには、サイカチとムクロジを使って洗濯実験を行っていた。用意周到に布を汚すためのソースとケチャップも用意してあり、子どもも参加して布を汚したり、実験用のシェーカーを振ってもらったりした。シェーカーが泡立つ様子、布の汚れがきれいに落ちていることに、皆驚きの声を上げていた。

 

帰りの、杉並木参道では、アサギマダラがひらひらと飛んでいるのが観察でき、班長がタブレットで「こんな蝶だよ、きれいだね」などと話されていると子供たちはタブレットをのぞき込んでいた。

 

このように、班長を愛称で呼んだりして、仲良くなり和気あいあいと進めることができた。最初、小学3年生のお子さんの体力がないので山頂まで行けないかも、と親御さんが心配されていたが、沢沿いの道に途中からテンションが上がり最後まで歩ききれたのでみんなほっとした一幕もあった。

 

参加者の親子のみなさん、お疲れ様でした。また元気な姿でお会いできるのを楽しみにしています。


【参加者】28名(大人14名、子供14名)

【スタッフ】主幹事:萩原卓 副幹事:立川洋一 連絡係:西出幸子 受付・会計:鈴木歩、福島明 安全:吉田昇、熊坂尚志、熊坂由美子 誘導:守屋緑、戸部美紗子、佐藤玲子、熊坂尚志、熊坂由美子 写真:鈴木歩 記録:戸部美紗子 班長:飯島雅巳、飯塚義則、葛西宗紀、熊木秀幸、福山容子 報告:萩原卓 アシスト:脇本和幸、氏家清高、早川一二


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