高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「風薫る景信山・小仏城山を訪ねて相模湖へ」

2023521日(日)
開催場所:小仏バス停~景信山~小仏城山~東海自然歩道~弁天橋~相模湖


概要:小仏バス停から景信山・小仏城山(城山)を経て相模湖へと初夏の森林の芳しい風景を友に自然観察をしながら、今は東海自然歩道の一部となっている歴史ある登山道を辿る 


昨年に比べ少ない参加人数であったが、昨年参加の方も数名いらっしゃった。変化に富むこのルートで触れる小仏層の露頭、多様で緑豊かな森林、甲州道中の脇道であった城山からの下りに佇む地蔵像など、その自然や歴史に思いを抱く方も多いことを知った。

 

午前中は蒸し暑い曇模様の天気であったが、午後になると涼風にも恵まれ、からっとした空気の中での皐月晴れの清々しい山歩きとなった。登山道は前日の雨で足場が悪く歩きにくく、それに加え、景信山ヘの登りと城山までは多くのハイカーが行き交い、どちらの山もとても混雑していた。城山からの下りでは人の数も減り、期待通りの静かな山歩きを堪能できたのは救いであった。

 

上り下りの累積の高低差は700から800メートル、道程は13キロメートル程と行程は時間的にもタイトであったが、班長はポイントを絞り、自身の思うことを説明し紹介した。マルバウツギ、ガクウツギ、ハクウンボク、エゴノキ、エビネ、ヤマボウシ、オオバウマノスズクサ、サイハイランなどが花をつけ、参加者からの問いかけも多く、和気藹々とした遣り取りの中での充実した1日であった。最後の相模ダムは、戦後の経済復興期の神奈川県の経済を支える中核となったわが国最初の河川総合開発事業の一つであり、自然観察とは別にそのことになるほどと耳を傾ける方も多かった。


【参加者】20名

【スタッフ】主幹事:飯塚  班長:葛西、福山、丸山  アシスト:脇本、飯塚(報告・写真)


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