高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「三山踏破(陣馬山・景信山・高尾山)」

爽やかな新緑の三山を縦走
2022511日(水)
開催場所:JR中央線藤野駅~和田バス停~陣馬山~景信山~高尾山~ケーブル高尾山駅 


新型コロナの影響で2年連続中止を余儀なくされた本イベント。今年こそはと意気込むスタッフの意が見事に通じ、爽やかな薫風のなか「三山踏破」は無事実施されました。

 

藤野駅に集合し、2台のバスに分乗して和田バス停まで移動、開会式が行われました。いよいよ全行程16キロ、8.5時間。長距離・長時間の縦走が始まりました。

 

登山口をスタートするといきなり急登です。額の汗をぬぐいながら、見晴らしの良い場所でしばし休憩。振り返ると、日本の里山100選に選ばれた和田集落の美しい風景が広がっていました。静かな山道には、ツツドリやオオルリ、キビタキなど夏鳥のさえずりが響きます。新緑の眩しい林下ではコゴメウツギやキンラン、ササバギンラン、エビネなどたくさんの花をみることができました。また三山全ての山頂から雪が残る富士山の姿が確認できました。

 

下見では、長丁場のコースなので観察は控えめにとのことでしたが、蓋を開ければところがどっこい。林業に関する話題、丁寧で詳しい植物観察、高尾山の歴史など班長さんごとに得意分野の切り口で参加者の興味を引き付けながら、和気あいあいと歩く様子が見られました。16時50分。予定通りゴールの十一丁目茶屋前広場に到着した時には、参加者もスタッフもそれぞれの立場で「三山踏破」を達成した充実の笑顔が浮かんでいました。

 

小仏城山で一名、足の不調により途中離脱されたお客様がおられました。事前の打ち合わせどおり藤岡さんがエスケープルートを使い一緒に下山、日影バス停から高尾駅まで無事にお連れしました。 

 


【参加者】35名

【スタッフ】班長:脇本和幸(主幹事)、小川里花、鍛冶健二郎、飯塚義則、中林和雄  アシスト:藤岡眞、福山容子

【報告者】福山容子