高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業 実施:森林インソトラクター東京会
秋の高尾山親子自然観察会 
ここでしか聞けない高尾の森のヒミツ<秋>
20201018(日曜日)
 開催場所:

高尾森林ふれあい推進センター~清滝駅前~稲荷山コース~高尾山頂(昼食)~1号路~いろはの道分岐~4号路(吊り橋経由)~林野庁慰霊場


前日までの雨と低温から一転、当日は朝から青空が広がり気温も上がって、期待通りの散策日和となりました。12時過ぎに到着した山頂では頂上に傘雲を被った富士山を見ることができました。

前日の雨のせいで足元がぬかるんで歩きにくい箇所が所々にあり、お子さんが多少膝や手を付くことはありましたが、最後まで怪我無く終えることができました。

今回は親子1組に対して班長1人が付く形になり、結果的に密度の濃い観察会になりました。特に好感触だったと思われることを下記に挙げます。

l  ヤブムラサキの葉を触ったり、サンショウやクロモジ、アブラチャンのにおいを嗅いだりといった、五感を使った体験

l  どんぐりやホオズキなど、用意していた実物を見せること

l  ザトウムシやボウフラ、アサギマダラといった虫に関する話

l  タブレットを用いた写真紹介や鳥の声の再生

l  「これさっきもあったよね。なんていう名前だっけ?」といった問いかけ

 

各班とも最初のうちはお子さんが大人しく、何に興味があるのか探り探りのようでしたが、最終的には班長との信頼関係が構築されていました。ゴールの慰霊碑前広場で行われた閉会式では、「楽しかった、また来たい」という子どもたちの感想を聞くことができました。アンケートにも、ハイキングや自然観察会に「また参加したい」という回答が多く、充実した内容だったことがうかがえます。

次回2021314日の親子自然観察会「いろはの森から山頂」で、さらに多くの親子のみなさまに会えることを願っています。


参加者:10名(大人5名、子供5名)

主幹事:久保吉己班長:飯塚義則 谷井ちか子 丹野修 鍛治健二郎 芝原久アシスト:浅井記子 小河直孝 星野寛 有山尚夫 中林和雄 古谷一祐救護:鳥崎肇一 進藤宗生写真撮影:細島彩起子報告者[令和1細島彩起子 浅井記子


エライオソームを餌に、ありに種を運んでもらう

今日の自然観察はどうでしたか

ゴールの慰霊碑前広場でまとめをおこないました

栓に使われたからセンノキ。若い木はトゲがある

 

タブレットを使った説明に興味津々

木の根をじっくり観察。細かい根が沢山ある



森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。