5月低山はいかい

秦野・曽屋の水物語

【開催日】2026年5月31日(日)

【開催場所】神奈川県秦野市


明治20年に全国で初めて住民主体の自営水道を作った秦野市の湧水や水道遺跡の他、葛葉緑地での露頭観察など多様な自然と文化歴史遺産を巡るはいかい


参加者:15 後藤(幹事)、谷井、深串、平野(報告)、吉原、小田野、石川、廣川、中林、鳥崎、市川、 スタッフ:飯塚、入江、森、鈴木


まずは秦野駅前のまほろば湧水から9時にスタート。水無川左岸を進む。右に本町小学校、本町幼稚園(いずれも100年以上の歴史がある施設で報告者の平野の出身校だ。校門柱の上に乗って写生などしたことを懐かしく思い出す。さらに北上し、桜橋で右折、水道公園へ。ここは旧曽屋配水場で今は国の登録文化財に指定されている。近くの曽屋神社境内裏にある水源他3つの湧水から地下掘りの水路でこの配水場に水道水を供給した遺跡だ。此処から国道246号線を越えて葛葉川峡谷の河川敷に作られた秦野ガス・ネーチャーパークくずはへ。秦野市近郊で見られる植物の観察や秦野盆地の基盤などを形成する岩石の展示があり、市民の憩いの場にもなっている。

ランチタイムの後、葛葉峡谷の蛇行(この蛇行は秦野断層の活動による隆起で山地が平坦化した結果、流れが緩やかになり、極端に蛇行する峡谷が形成された)を観察。丹沢山地から排出された砂礫や火山噴出物などでできた礫層と火山灰の堆積で形成された関東ローム層が交互に観察できる露頭も観察する。昔、魚釣りや水遊びに頻繁に通った葛葉川を後にして右岸の台地にある金毘羅神社に参拝、正月には必ず参拝したことを懐かしく思い出す。その後井の明神水のある曽屋神社へ。今は湧水を祀る小さな社もあるが、昔はくぼ地に湧き出る自然の湧水があり、釣った魚を放流したことや神社境内で野球をやったこと、お祭りで神輿を担いで神社階段を登り上げたことなども思い出す。

 

秦野の市街に向かって進み、途中私の家の菩提寺の墓参もしていただくというおまけも。最後に市街の古い建物などを見て秦野駅には2時に到着、解散した。今回は私の出身地である秦野のはいかいということで大きな期待を持って参加した。期待以上に知らない地元を知ることが出来たことや、すっかり忘れていた子供時代の思い出がよみがえり、若返ったような気分させていただけたことなど、きわめて有意義なはいかいであった。幹事の皆さま、ありがとうございました。(写真:水道公園で講師の説明を聞く・葛葉渓谷の地層の露頭の前で)