令和5年に入会し、講習会以外の初めてのFITの事業として参加しました。当日は気温が25度にも上昇し、標高200m程度の低山とはいえアップダウンもあり、途中みんなが無口になる瞬間もありました。

出会った植物類は、キランソウ、ツルカノコソウ、オニシバリ、シロダモ、ヤマルリソウ、トウゴクサバノオ、セントウソウ、キブシ、センボンヤリ、ウグイスカグラ、ハリギリ、ヤブレガサ、ミミガタテンナンショウ、コウヤボウキ、ヒメウズ、アセビ、ソメイヨシノ、モミジイチゴ、サンシュユなどで、道中の尾根沿いでは、ずっと薄紫のタチツボスミレが見送ってくれていました。

最後の広場では、なんとオオシマザクラを見ることができ、私は大島でしか見れないと思っていたのでその清楚で清々しい姿に感動しつつ、FITらしく「香りの素はクマリンで、桜の中でも大島の葉にしかないんだよ」など教えていただき、楽しく盛り上がりました。　そこには大好きな桂ちゃんもあって、薄緑色の小さく丸い若葉と赤い花とバナナ型の去年の種のさや（さやに見えるがじつは果実）をセットで見ることができ、初めて観察できたため、本当に嬉しく楽しく良い1日でした。

前評判でみんなが心配していたヤマビルも、道中3匹ほどクネクネしたり尺取りしている姿を観察しましたが、会長が用意してくださったガムテープや忌避スプレーのおかげで誰も取り付かれることなくゴールに着くことができました。（写真：白山展望台で大山を背景に、巡礼峠付近に咲き誇り桜）