2024年2月低山はいかい

冬の見沼を満喫

(2024228(水)実施)
【場所】埼玉県さいたま市緑区に位置する見沼たんぼの南端部を周回する散策コース
 

【コース】東浦和駅-見沼通船堀公園-木曽呂の富士塚-見沼代用水東縁-芝川調整池-浦和くらしの博物館民家園-さいたま市園芸植物園-国昌寺-

氷川女体神社・見沼氷川公園-見沼代用水西縁-大牧氷川女体神社-東浦和駅


見沼たんぼ、そこはさいたま市と川口市にまたがる1,200ha(周囲の台地を含め2,000ha)の低地。300年ほど前に江戸幕府八代将軍吉宗の時代に水田として干拓され「見沼たんぼ」となった。しかし、都市化と昭和45年頃からの国の減反政策により水田は減り、現在は畑、雑木林、河川、用水等による田園風景や豊かな自然を残す、独特の文化・伝統が継承されている地域となっている。

 

私たちは見沼たんぼの南エリアの周囲14kmを散策し楽しんだ。かつて江戸との間に食料や物資の舟運のために作られた見沼通船堀(水位差を調整するための閘門が2か所ある)、富士山信仰の史跡である木曽呂の富士塚、そして芝川の洪水を防ぐ目的で作られた芝川第一調整池(ここではダイサギ、カルガモ、マガモ、カイツブリが見られ、近くの畑ではキジ、ツグミにも出会えた)を巡る。

昼食をさいたま市園芸植物園でとった後は左甚五郎作と伝えられる山門欄間彫刻がある國昌寺に寄り、そして氷川女体神社に参詣する。同神社は「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」で有名なスサノオが愛したクシナダヒメを主祭神としている。権現造りの本殿の屋根にはなるほど女千木を置いていた。

 

道中、同道の皆様から歴史や文化、植物等について様々な説明を受け、また初めてお会いする参加者の方々とも親しく会話をさせて頂いた。低山はいかいはFITの人ならば誰でも自由に参加でき、そこでは仲間作りができ森羅万象を語りあい、見聞を広められるというちょっとユニークな活動をしています。知識欲旺盛で運動不足解消を目指す皆さん、奮ってのご参加をお奨め致します。(写真:上 木曽呂の富士塚で富士山を背景に、下 国昌寺山門(市指定文化財)前で



参加者:26名  室伏憲治(幹事)、小菅、横井、廣川、三井、稲葉、石井()、木村(友の会)、谷井、福田、鈴木(康)、佐藤、鈴木(幸)、小野、飯塚、平野、伊藤(謙)、氏家、山本、神林、森、丸山、小勝、田口、福重、熊木(報告)