2022年9月「低山はいかい」

水の恵みを訪ねて~大地沢・境川源流と龍の伝説の里を巡る

(令和4年9月28日(水)実施 )
【場所】東京都町田市相原町他

相原駅西口(バス)〜青少年センター入口(雨降地蔵)~大戸緑地~大地沢青少年センター~境川源流~草戸山~本沢ダム(城山湖)~金刀比羅宮~龍籠山展望台~奥宮~航空神社~牡龍籠山頂~コミュニティ広場~評議原~小松城址(宝泉寺)~川尻八幡神社~城山総合事務所入口(バス)〜橋本駅 


天気は秋晴れそのもの、湿度も低く風は爽やかである。定刻に横浜線の相原駅西口に集合。そこで資料と共に配布されたのは、クイズの回答用紙。今日訪れる境川源流の温度を記入してその場で提出するようにというもの。「源流を訪ねる」という探検家気分がさらに刺激され、豪華景品も用意されているとの幹事さんの言葉に、場の雰囲気は一気に和やかムードになる。

 

準備体操後にバスで出発。訪れる地域は「城山湖里地里山地域:龍が棲まうという伝説の里山」。雨降(あめふらし)、滝尻、風間、穴川などの地名も、昔ここに雌雄の龍が仲良く暮らしていたが、色男の雄がやってきて三角関係になったことから起きた騒動由来の地名と聞く。草戸山への上り斜面には中生代白亜紀の小仏層の露頭も顔を出す。急斜面を上ること20分、突然「源流」という立て札に遭う。小さな窪みからの水がやがて江ノ島へと注ぐと思うと、点と点が線で結ばれた。さてクイズの水温は16.6℃。歓声が上がって、当たっても外れても楽しい。

 

草戸山で眺望を楽しみながらの昼食。城山湖へ下って青い湖面の景色の中を金刀比羅宮へ。そしてもう一つのピークである龍籠山(たつごやま)展望台へ。その後ヒノキ林から小松城址、川尻八幡宮と歩きに歩き、予定通り1521分の橋本行きのバスに乗車。全員怪我もなく無事に終了。自然あり歴史あり伝説ありの盛りだくさんの内容に大満足の有意義な一日となった。 (写真:草戸山で


参加者:FIT会員16名

丹野(幹事)、高橋、小菅、津田、田口、谷井、瀬川、福重、鈴木、福田、田川、加古(報告)、日比、嶋田、早川、長岡



観察された主な植物

ユクノキ(実)、ジャケツイバラ(実)、ガマズミ(実)、センダン、ゴンズイ(実)、クマノミズキ(実)、アオハダ(実)、キダチコマツナギ(花)、ヌルデ(実、虫こぶ)、マユミ(実)、キブシ(実)、カヤ(実)、トウカエデ、ホソバタブ、ヒガンバナ(花)、シラヤマギク(花)、イヌショウマ(花)、キンミズヒキ(花)、オケラ(花)、コセンダングサ(花)、ツリガネニンジン(花)、センボンヤリ(花後)、ナンテンハギ(花)、ネナシカズラ(花)、シモバシラ(花)、ゲンノショウコ(赤花)、ノササゲ(花)、オヤマボクチ(蕾)、カラスウリ(実)、カニクサ(シダ)