2022年6月「低山はいかい」

東京湾の自然島「猿島」を歩く

(令和4年6月22日(水)実施 )
【場所横須賀中央駅前-三笠公園-三笠桟橋-猿島桟橋-発電所-切通し-オイモの鼻-展望台-切通し-砂浜-猿島桟橋-三笠桟橋-横須賀中央駅前


京急 横須賀中央駅前に定刻に集合、15分程歩き三笠公園で開会式。体操では、偶然スピーカーからラジオ体操第1が流れ、それに合わせての体操となり笑った。世界三大記念艦『三笠』の写真撮影などの後1030分に乗船。デッキでの潮風と磯の香りが暑さを忘れさせ、心地良い。約10分で猿島に到着。猿島は周囲1.6キロ、高さ40メートルの江戸期からの要塞の島で、海防の遺跡として兵舎や弾薬庫、砲台跡が残る。

 

歩き始めてまず目に入るのは樹に覆われる背の低い昔からの白い煙突。建物は今でも発電施設として電気の供給を担っているという。登り始めると、コショウ、フウトウカズラ、オオバグミ、アシタバなどの海洋性の植物を傍らに見た。切通し、兵舎や弾薬庫跡では、中の漆喰の白壁は湿気から弾薬を守るためと説明を受ける。

両側の煉瓦積みは、1段をタテとヨコを交互に積むフランス積みと、1段目をタテだけ、2段目はヨコだけと段を交互に積むイギリス積みがあることを知る。その後は砲台に上がる階段が中に見える長いトンネル。ヤナギイチゴがオレンジ色の実を付けていて、皆でその実を味わった。

 

磯では、ハマウド、イソギク、ツルナを見た。ツルナは食べられると聞き、葉を摘まんで食べてみる。意外に美味しい。磯の香りと海原に浮かぶ釣り船を眺めながら、昼食。帰路ではいくつかの砲台跡を見た。帰りの船待ちの間、猿島唯一の砂浜、砂鉄の浜で時を過ごす。砂鉄が含まれる砂は黒っぽい。また、幹事から渡された短冊に今日の感想を俳句形式の詩でそれぞれ記す。予定より早めの乗船で、三笠公園に到着。幹事から、振り返りで先ほど書いた感想の発表があり、場は大いに盛り上がった。(写真 上段:渡航途上猿島を臨む、 下段:猿島に集う)


参加者:FIT会員18名 池田、入江、氏家、小川(里)、久保(報告)、熊木、嶋田、瀬川、田口、長谷川、早川、原田、廣川、福重(幹事)、福田、丸山、宮崎、横井