2022年5月「低山はいかい」

景観と歴史の山大平山・晃石山を探訪する

(令和4年5月29日(日)実施 )
場所六角堂-あじさい坂-大平山神社-大平山-ぐみの木峠-晃石山・晃石神社-青入山-桜峠-清水寺-東山道跡-大平下駅


栃木駅前に910分に集合。「蔵の街」栃木の町並みの中をバスで登山口へ。起点の六角堂から大平山神社の表参道、あじさい坂を登る。長い石段の両側に約2500株のアジサイの植栽が途切れることなく続く。開花している株は僅かで、見頃はにはまだ早い。途中に弁財天や小滝があり、嘗ての修験道場の面影を残していた。

 

表参道をから謙信平へ。関東平野が一望できるそこからの眺めは「陸の松島」と言われ、絶景が広がる。その後、随神門を抜けて急な階段を登り切ると大平山神社だ。大平山神社からの眺めも素晴らしく、筑波山や3月に訪れた宝篋山を望んだ。何故天照大神など「日・付き・星」を象徴する皇祖系の祭神になったのか、大平山神社の祭神の由来の話を聞く。さらに進むと冨士浅間神社の建つ大平山山頂である。

晃石山ヘの稜線にはコアジサイが時折花を咲かせ、起伏のある登山道の傍らには多くのネジキが白い花をつけ、リョウブも多い。正午少し前に晃石山に到着。山頂で日光連山を望みながら昼食。

 

晃石山から稜線のコブをいくつか超えて、手すりのある急坂を下りきり、鞍部の桜峠で小休止。ヤマザクラの巨木が立つ。さらに沢沿いに清水寺に向けて進み、舗装道路に出ると、ウワミズザクラ、(ソシン)ロウバイ、ウツギ、ヤブムラサキ等を見た。清水寺から律令制時代の官道、東山道のあとを歩き、田園地帯に出ると日差しを遮るものがなく暑い。しかし、栗やブドウの果樹園、黄金色に実る二毛作の大麦、風に色を変える山腹の緑や空飛ぶトビやヒバリ等話題は尽きない。両毛線大平下駅に予定より早めに到着した。暑い日ではあったが、稜線を吹き抜ける風に心地よさが感じられた1日であった。

(写真:上 謙信平からの関東平野の眺望 下 晃石山山頂で)


参加者:17名 高橋(喜)、津田、田口、浜畑、瀬川、丸山、福重、福田、清水、入江、鈴木(幸)、鈴木(康)、飯塚(幹事)、嶋田、三井、氏家(報告)、長岡