第176回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2026年3月7日(土)晴
【実施概要】梅の香り漂う小仏関所跡公園から小仏川遊歩道で春の兆しを探し、蛇滝を経由して4号路の吊り橋を渡って高尾山に上り、高尾山頂や登山道に落ちているゴミを拾いました。
2026.03.13報告文掲載
2026.01.07実施予定掲載

森林インストラクター東京会が社会貢献活動の一環として実施している、毎月第一土曜日に月毎に異なる七つのコースで高尾山に上り、自然観察しながら山頂や登山道のゴミ拾いを行うボランティア活動「高尾山GREEN CLEAN作戦」第176回を3月7日(土)に「蛇滝・吊り橋コース」で実施しました。
紅白の梅と黄色いサンシュユが咲く小仏関所跡公園で開会式。開会式では「高尾山GREEN CLEAN作戦」開始15年目の2026年度の予定について、参加費の値上げ、コース短縮、集合時間の変更、4月の15周年特別企画など幹事から説明しました。スタッフ紹介と参加者確認、コース説明、安全注意、準備体操、集合写真撮影のあと出発。
まず小仏川遊歩道で春の兆しを探しました。まだ冬枯れ状態の河原ですが良く探すとニリンソウやアズマイチゲが花をつけていました。アオイスミレの花もありました。コクサギの緑と茶色のツートンカラーの冬芽が大きくなりました。

梅の花が満開の高尾梅の郷公園でトイレ休憩。トイレ待ちの時間を利用してフサザクラの雌蕊を観察しました。赤い大きな葯をつけた雄蕊をかき分けると柱頭が5裂の雌蕊がありました。
蛇滝参道の舗装道脇でハナネコノメ、ヤマネコノメ、ヨゴレネコノメやニリンソウを観察。まだ時期が早く、咲いている花は少ないですが、白と赤のコントラストが可愛いハナメコノメ、小さな黄色い花をつけたヤマネコノメソウがありました。蛇滝ではイワタバコの葉が小さくシワシワ状でした。
息を切らしながら9折れの急坂を上って十一丁目茶屋前の広場に。毎回この急坂は難儀します。4号路の吊り橋を渡ってベンチとテーブルがある尾根でランチです。
”美人ブナ”と”見返り美人ブナ”を見上げて高尾山頂へ向かいました。下りの5号路ではダンコウバイの鮮やかな黄色の花が咲いていました。隣のクロモジの冬芽は大きくなりましたがまだ咲いていません。日当たりの良い場所のシュンランは花を咲かせていました。富士道ではヒナスミレやエイザンスミレが咲きだしました。タチツボスミレも石垣で咲いていました。これからたくさん咲きだすでしょう。

薬王院では樒(シキミ)に淡い黄色の花が咲いていました。良い香りがします。男坂でヤマルリソウを探しました。一株だけ瑠璃色の花をつけていました。
十一丁目茶屋前で振返りを行いケーブルカー利用者は解散です。1号路の舗装された急坂では拾うゴミも観察する花もありません。ゴールの清滝前広場で拾い集めたゴミを分別し、体操、安全確認、次回の案内をして解散。3月は「春の兆しを探す」をテーマで沢山の花が観察できました。
2026年は「高尾山GREEN CLEAN作戦」開始15周年の節目に当たり、4月は「15周年特別企画」として日影林道コースで春の草花を観察し小仏城山の茶店で「餅つき」を行います。皆様の参加をお待ちします。
☆拾ったゴミ:燃えるゴミ20リットル袋で1つ、燃えないゴミ、資源ゴミ、危険ゴミは10リットル袋で各1つ。
開催場所:蛇滝・吊り橋コース〔高尾駅北口=バス=駒木野バス停~小仏関所跡公園(開会式)~小仏川遊歩道~高尾梅の郷公園~蛇滝~十一丁目広場~4号路(昼食)~高尾山頂~富士道~1号路~十一丁目広場~清滝前広場(ゴミ分別、振返り)〕
参加者:27名 〔一般参加23名、FIT会員4名〕
スタッフ:西出・熊木・谷井〔班長〕、槙田〔もっときれいにし隊〕、中林・三井〔安全〕、久保田〔写真〕、遠山〔コース時間管理〕
報 告:槙田幹夫
次回、第177回「高尾山GREEN CLEAN作戦」、2026年4月4日(土)、「15周年特別企画」として日影林道コースで自然観察しながら小仏城山に上り、山頂の茶屋で餅つきを楽しみます。昼食後、日影林道をゴミ拾いしながら日影バス停まで下ります。高尾駅北口 8:20集合、高尾駅北口=バス=日影バス停~日影林道〔自然観察〕~小仏城山〔餅つき、昼食〕~日影林道〔ゴミ拾い〕~日影バス停解散です。
フォトギャラリー1:開会式と午前中の自然観察 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー2:午後のゴミ拾い 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー3:自然と景色 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
下見情報:2/28スタッフ6名〔久保、久保田、熊木、西出、槙田、三井〕で蛇滝・吊り橋コースの安全状況を確認しました。

・開会式を行う「小仏関所跡」公園は白梅と紅梅が花盛りでその間に黄色いサンシュユの花が咲いています。近くの民家にダイオウショウが3本30cmもの長さの葉をつけて根元がとぐろを巻いて、まるで”大蛇の木”の様です。
小仏川に向かう道端にホトケノザとヒメオドリコソウが似たような花をつけています。道脇の民家にはフクジュソウが黄金色の花を、クリスマスローズが茶褐色の萼片の花を咲かせています。
・小仏川遊歩道ではコクサギの冬芽〔三大美芽〕が少し大きくなってきました。コチャルメルソウやニリンソウ、キバナノアマナは小さな葉だけで花も蕾もありません。高尾梅の郷公園近くの河原でフサザクラが咲き始めました。公園の梅が七分咲きで見頃です。ロウバイ(素心蠟梅)が咲き残り、周りに去年の実が沢山落ちています。
・蛇滝参道ではハナネコノメやヤマネコノメソウが咲き出しました。ユリワサビも咲き出しました。ヨゴレネコノメやニリンソウはまだ葉っぱだけです。
・4号路の吊り橋の所では赤い雄蕊がいっぱいのフサザクラの花が咲き出し、雨に濡れて”銀色の脚”を広げたツチグリが観察できました。
・気温が上がり風が強いため、スギ花粉が大量に飛散し空が霞んで富士山や丹沢の山が見えません。太陽の周りに丸い虹ができる『花粉光環』が観察できました。山頂下のトイレ付近ではダンコウバイは花芽が膨らみ始め、5号路のダンコウバイは黄色い花が満開です。シュンラン、キブシ、アブラチャン、クロモジはまだ蕾です。カンアオイの黒い花が地面に埋もれて咲いています。薬王院では、宿坊脇のシキミの花が満開です。実は有毒ですが花は良い香りがします。
・3月7日はコースを短縮〔昼食場所を変更し、もみじ台・高尾山頂はショートカット〕して「蛇滝・吊り橋コース」で春の兆しを探します。
フォトギャラリー0:2/28下見 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】 写真提供久保田さん