高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
相模湖から小仏城山を経て高尾山頂へ真冬のハイキング

2025年1月21日(火)
開催場所:JR相模湖駅~小原宿本陣~小原の郷~底沢〜小仏峠〜小仏城山(昼食)~一丁平〜もみじ台北側〜高尾山山頂〜薬王院〜ケーブル高尾山駅


天気は晴れ曇り。軽い雨もみられた。

相模湖駅ロータリーの東側の岩魚の広場で開会式や体操を行いスタート。まずは相模湖に向かい甲州街道を左折して街道沿いを歩く。今回は旧甲州道中の道筋を辿るルートを歩くのだ。歩道橋で左折して住宅街を山に向かって行き細い階段を登り上がる。車道に出て谷筋をまくと、開けた相模湖の向こうに小高い山々が目に入り、江戸時代にタイムスリップしたような展望が味わえる。センダンの大木がある峠を下り、現在の甲州街道を横切り更に下る。グランドの真ん中を通り再び甲州街道に上がると小原宿に入る。旧甲州道中を辿るのはややこしいが楽しい。

 

小原宿本陣で大名行列の籠を見て、小原の郷では小原宿のジオラマを見学する。再び現在の甲州街道を歩き、底沢の入り口に入る。ここから小仏峠までが旧甲州道中である。途中小栗判官と照手姫伝説のある美女谷方面に向かい、照手姫が七つ淵で髪を洗う姿を彫った木像を鑑賞する。

旧甲州道中に戻り登山口から山道に入る。過去に大名行列など多くの人の往来があったためか山道は切り通しのようにえぐれた場所がある。つづら折りの道は急坂もあり、幕末に近藤勇の甲陽鎮部隊がよく大砲を担いで勝沼に進んだものかとも思う。

 

小仏峠に無事到着し高尾山方面に向かう。小仏城山で昼食。一丁平ではホオノキやコブシの冬芽を観察する。フウの落ち葉やイガイガの果実、ツルウメモドキも見られたが、もみじ台北側巻道のシモバシラは見られなかった。高尾山山頂から1号路を下りキジョランの種子、クロモジ、アブラチャン、ダンコウバイの冬芽、薬王院ではカンアオイの花、ムササビの巣穴を観察する。ミツマタの冬芽も大きくなってきた。落葉して斜めから日光が差し込む真冬の高尾山もなかなかのものである。

ケーブル高尾山駅に到着し無事解散。

前日に久しぶりの降雨があったためか、直前のキャンセルが多かった。

 


【参加者】31名

【スタッフ】主幹事:福山容子  副幹事:藤岡眞  班長:長谷川守、藤岡眞、中林和雄、古谷一祐(報告)、氏家清高  アシスト:廣川妙子、葛西宗紀、福山容子


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