高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「大垂水峠から秋の花を探そう 爽やかハイキング」
2024年9月24日(火)
開催場所:JR相模湖駅(集合)―(バス)―大垂水バス停~(ジャコウソウ観察経由)~大垂水峠登山口~五差路分岐~一丁平(昼食)~6差路分岐から北巻道へ(シモバシラ群生地経由)~6差路分岐から北側へ(江川杉経由)~山頂下トイレ~(富士道経由)~薬王院下~十一丁目茶屋~ケーブル高尾山駅展望台広場(解散)
可憐に繊細に上品に、楚々と咲く秋の花・果実などを観察しながら、大垂水バス停から一丁平へ登り静かな北巻道・富士道を経由しケーブル高尾山駅まで歩き、爽やかな秋のハイキングを愉しむ。
今回は、大垂水峠登山口へのアクセスなどを考慮して、JR相模湖駅集合とし、開会式を行った。先週まで酷暑が続いていたが、当日は秋らしい絶好のハイキング日和りとなり、爽やかな涼風のなかで、色とりどりの秋草を楽しむことができた。
大垂水峠付近の、ジャコウソウを見たあと、登山口から進んでいくと開花したツリフネソウ、シラヤマギク、ヤマホトトギス、ガンクビソウ、シュウブンソウ、ミズヒキ、キンミズヒキなどが見られた。アケボノソウはまだ蕾のままで開花まであと数週間かかりそうだ。そのほかケハリギリ、ツチアケビ、ノブキ、タマアジサイ、ハリギリ、アカマツ、チヂミザサ、アキノタムラソウ、ヤマハッカ、ヒヨドリバナ、なども観察できた。五差路から防火帯へ登りは、滑りやすく細心の注意を喚起した。
一丁平付近からは、ヤマボウシ、ツルリンドウの小さな花、センブリ、ユウガギクなども確認できた。また、ナンバンギセル、シオデ、サルトリイバラ、ゴンズイ、オオバウマノスズクサの実、キバナノアキギリ、ツルニンジンの蕾、イヌショウマ、サラシナショウマ、アマチャヅル、ホウチャクソウ、ウバユリなど秋の草花が観察でき、植物好きの詳しい方々にも喜んでいただいた。
アンケートでは、気に入った植物として、「シモバシラ」が最も多く、「ジャコウソウ」、「ツリフネソウ」が続いて多かった。今回の秋のハイキング、事故やケガもなく、参加された方が全員無事に解散することができてよかったです。
【参加者】39名
【スタッフ】班長:福山 容子(主幹事)、久保 雅春(副幹事)、浅井 記子、廣川 妙子、萩原 卓(報告) アシスト:葛西 宗紀、森 正
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