第159回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2024年9月7日(土)晴れ
0910集合写真と報告掲載、20240712予定掲載
森林インストラクター東京会〔FIT〕の社会貢献活動の一環として実施している、毎月第一土曜日に月毎に異なる7つのコースで高尾山に登り、山頂や登山道のゴミ拾いを行う「高尾山GREEN CLEAN作戦」第159回を9/7(土)に「日影沢コース」で総勢39名で実施しました。
猛暑の8月は熱中症予防で開催を見合わせ、2ヶ月ぶりに「高尾山GREEN CLEAN作戦」を 実施しました。カツラの落ち葉の甘い香りが漂う日影林道入り口で開会式を行いました。スタッフ紹介、参加者確認の後「八王子市の気温が34℃まで上がる予報なので熱中症にならないようこまめな休憩・給水を」との安全注意があり、準備体操、集合写真を撮って6班体制で出発しました。
日影沢の涼しげな水音を聞きながら林道を歩いて、咲き始めた秋の草花を観察しました。フジカンゾウやヌスビトハギが花盛りでした。ミズヒキ、キンミズヒキ、ギンミズヒキが並んで咲いていて違いを観察。ツリフネソウは咲き始めで2,3輪ほど花を吊り下げていました。
細くて急な逆沢作業道への分岐点で給水休憩です。休憩中にゲンノショウコを観察しました。ルーペで見ると雄蕊の先の葯が青くてきれいです。レモンエゴマは葉っぱをつまむと爽やかな香りがしました。急な登り坂を汗かきかき慎重に歩行して昼食場所のもみじ台に到着。富士山は雲隠れで見えません。9月といえ、日差しが強く日向のベンチの上に置いた携帯用暑さ指数計が32を示しアラームが鳴りました。日影に移すと暑さ指数は29まで下がりました。
昼食後、緑色のボランティア袋を配ってゴミ拾いを開始。高尾山頂はかなりの人出がありました。山頂のシンボル『おそうじ小僧』の周りで班別にゴミを拾っている写真を撮りました。下りは富士道経由で1号路のゴミを拾いながらキノコや秋の草花を観察。真っ赤な傘のタマゴタケを3か所で観察。真っ白で傘に小さな角が沢山ついているオニシロタケもありました。ヤマホトトギスやハダカホオズキの花も観察しました。
十一丁目茶屋前の広場がゴール、熱中症防止の為短縮コースです。拾い集めたゴミを可燃ゴミと不燃ゴミに分別して、振返りと安全の確認をして解散。元気な参加者は病院道の急坂を歩いて下っていきました。スタッフは分別したゴミを入れたオレンジ色のボランティア袋を持ってケーブルカーで下山し、暑い中での「高尾山GC作戦」を無事に終了しました。駅構内のセッコクが一週間前の下見時とくべて沢山咲いていました。
拾ったゴミ:可燃ごみ45ℓ 1袋、不燃ごみ20ℓ 1袋でした。
開催場所:日影沢コース
〔高尾駅北口=バス=日影バス停~日影林道~日影キャンプ場~逆沢作業道~もみじ台~高尾山頂~1号路~十一丁目茶屋前広場〕
参加者:30名 〔一般25名、FIT・友の会会員5名〕
スタッフ:三井、久保、藤岡、中林、熊木〔班長〕、葛西〔もっときれいにし隊隊長〕、西出〔写真〕、福山〔時間管理〕、槙田〔安全〕
報 告:槙田幹夫
次回、第160回「高尾山GREEN CLEAN作戦」、2024年10月 5日(土)琵琶滝(6号路)コース:高尾森林ふれあい推進センター~琵琶滝~6号路~5号路~もみじ台~高尾山頂~1号路~清滝前広場、高尾森林ふれあい推進センター 8:30集合です。
フォトギャラリー1:開会式と午前中の自然観察 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー2:午後のゴミ拾い 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー3:自然と景色 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】