第158回「高尾山GREEN CLEAN作戦」 2024年7月6日(土)晴れ
0719フォトギャラリ追加、0708報告集合写真掲載、20240524予定掲載
毎月第一土曜日に森林インストラクターと一緒に高尾山に登り、山頂や登山道のゴミ拾いを行う「高尾山GREEN CLEAN作戦」第158回を7/6(土)に「稲荷山コース」で実施しました。
今回は熱中症防止の為、歩行距離を短く企画されていたが、8時30分の開会式時には、高尾599ミュージアム広場前の温度計は既に「32度」の表示。暑い!
槙田代表の挨拶、スタッフ紹介、参加者確認、コースの説明、安全注意は、センター軒下の日陰で話を伺うという異例の対応で、準備体操、集合写真撮影と進み、班ごとにアイスブレークをして8:55出発。
稲荷山は稜線の風が涼しいとの代表の言葉に励まされて登山口へ向かう。清滝駅前の池にも立ち寄るが干上がっていて生き物の気配はなし。
旭稲荷までは、オオバノトンボソウの周りで各班の足が止まりやや渋滞気味ながらも9:15に到着。早速、ミツバツツジ、ムベ、サルトリイバラ等の葉のつき方や形を見る。他の枝にはアオバハゴロモの幼虫が隠れていて、手を近づけると跳ねて逃げていくのにはビックリする。
稲荷山までは、土、岩や小石の多い山道、木の階段道もあり、且つ、無風状態で汗が額や体中からとめどなく流れるも、適度な間隔での水分補強やリーダーから頂いた塩分チャージの飴を口に含みながら、この時期ならではの観察が進む。路の端には、ヤブコウジやリュウノヒゲの花がひっそりと咲き、花を初めて目にする方もいて、倒木の下にノウタケを発見した時と同じく、皆でしばし立ちどまって写真を撮ったりした。
10時ごろになって、やっと風が出てきた。つかの間の涼しさに救われる。
ザトウムシ、マルバウツギ、カワラタケ、ナガバノコウヤボウキ、ミツバアケビ、ダンコウバイ(葉は恐竜の足)、テイカカズラ、シロダモ等、虫や植物の観察が続く。
更にヤマノイモの仲間であるヒメドコロ、ヤマノイモ、オニドコロの葉の形や見分け方を教えて頂く。稲荷山には、到着目標時刻から15分遅れの10:25に到着。
ヒノキが両脇に続く道では、落葉の一片を拾い、日本で一番小さい葉はヒノキ、では一番大きな葉は?答えはホオノキ。木の根元にツバキの実生が多いのは、アカネズミの貯食行動の産物ではと周辺の話も広がっていく。
11:50 5号路分岐点に到着。頂上は目前なので足取りも軽くなる。お腹も空いてきた。
明るい道の両側には、ホタルブクロ、ヤマハギ、オオバギボウシ、ムラサキシキブの花が続く。
12:10 山頂下トイレを経由して高尾山頂へ到着。いつものもみじ台より木陰が多く冷たい水を片手に昼食休憩。風が抜けて気持ちが良い。
12:45 おそうじ小僧前からクリーン活動を開始。富士山はもやって見えない。山頂の人出は、やはりいつもより少なく感じる。
薬王院へと続く道にはオカトラノオが多数咲き、涼しさを誘う。院内のレンゲショウマは蕾だったが、ボダイジュの木にはたくさんの若い実がついていた。
途中、ムラサキニガナ、ヤマユリ、オオバジャノヒゲ、アカショウマ、ツチアケビ、キジョラン(実)等も観察することができた。GCならではの見所を沢山教えて頂き下山路は全方位が忙しい。
13:45 十一丁目茶屋広場前にゴール。整理体操をして解散。
元気な若手2人は1号路を、シニアはケーブルカーを利用して下山した。
今回は熱中症防止のため、全コースを通じて参加者の体調管理に配慮したGC運営となり、事故もなく無事に終了することができました。
開催場所:稲荷山コース
〔高尾森林ふれあい推進センター~稲荷山~5号路~高尾山頂~1号路~十一丁目茶屋前広場〕
参加者:32名 〔一般24名(うち子供2)、FIT・友の会会員8名〕
スタッフ:中林・三井・熊木・久保・葛西・槙田〔班長〕、廣川〔写真〕、福山〔安全〕、古谷〔時間管理〕
報 告:小林玉江
次回、第159回「高尾山GREEN CLEAN作戦」、2024年 9月 7日(土)日影沢コース:高尾駅北口=バス=日影バス停~日影キャンプ場~逆沢作業道~もみじ台巻道~高尾山頂~1号路~十一丁目茶屋前広場、高尾駅北口 8:20集合です。〔8月は熱中症防止の観点から、今年は実施なしです〕
フォトギャラリー1:開会式と午前中の自然観察 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー2:午後のゴミ拾い 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】
フォトギャラリー3:自然と景色 【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】