高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
「春の香りに誘われて」
スミレやフタバアオイがひっそり咲く日影沢
2023年4月11日(火)
開催場所:日影林道〜萩原作業道〜一丁平〜富士見台園地〜薬王院〜ケーブル高尾山駅前広場
当日は朝から好天に恵まれ、最高気温が26°Cの夏日となった。小仏行きバス停は長蛇の列だったが、早めの集合時間招集のおかげで参加者全員が日影に無事に着く。いつもの日影沢の車の駐車場所で開会式。コース説明、自己紹介、安全注意、特に水分補給を小まめに取ることへのお願い、体操を経て、各班スタート。
春の日影沢はスプリングエフェメラルの見どころ満載。今年は早春の草花の開花時期も2週間近く早く感じ、咲き終わったものもあるが、それでもタチツボスミレを始め、エイザンスミレ、マルバスミレ、ヒナスミレ、ヒカゲスミレ、アオイスミレ、ニョイスミレ、ニオイタチツボスミレと次々と姿を見せる。ニリンソウ、イチリンソウ、ヨゴレネコノメやヤマネコノメソウ、フタバアオイの群生、セントウソウ、ツルカノコソウ、またヤマルリソウ、フデリンドウもきれいに咲いていた。班によって、コース予定時間から20分近い遅れが出たが、萩原作業道から一丁平まではずっと登りに専念したおかげで、ほぼ予定の昼食時の時間を取り戻す。
一丁平到着時は夏日の気温のせいで暑く、皆さん日かげを探して昼食を取っていた。午後は木の階段などが続き、足元の注意を促しながら、また両側のヤマザクラなどを観賞しながら、富士見台園地、冨士道から薬王院へと各班途切れずに順調に進んで行った。途中、橋のたもとの穴にアナグマを発見し、人慣れしているのか長い間可愛い顔を覗かせていたので、参加者はとても喜んでいた。
アンケートを見ても、説明で色々なスミレが分かってとても良かった、ホオノキのつぼみが間近で見れた、アナグマに出会えて最高だった、このコースをまた歩いて見たいなど、参加者それぞれがとても満足して楽しんで帰られた様子を伺い知れた。
【参加者】37名
【スタッフ】主幹事:鈴木幸代 班長:鈴木幸代、林公康、小川和恵、佐藤たみ子、飯島雅巳 アシスト:浅井記子、久保吉己
【報告者】久保吉己
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