2025年3月低山はいかい
早春の渋沢丘陵を訪ねる
(2025年3月30日(日)実施 天候:曇後晴
【開催場所】神奈川県秦野市
実施概要:渋沢駅から頭髙山へ、さらに頭髙山から渋沢丘陵を震生湖へと進み、秦野の湧水群を経て秦野駅ヘと歩いた。標高200メートル程の渋沢丘陵は大磯丘陵の北端に位置し、約4万年前に始まった渋沢断層の活動によって隆起した。12kmを超える長丁場の山歩きであったが、多くは歴史ある「矢倉沢往還」とその脇道である渋沢丘陵の稜線上の道で、随所に石仏や祠を眼にした。また、太平洋プレート、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの三つのプレートがせめぎ合うこの辺りの微妙な地形なども観察しつつ、相模湾やなだらかな大磯丘陵の美しい地形、神奈川県唯一の盆地、秦野盆地と秦野市の景観、丹沢山地を友にしての山歩きで、長閑な春の一日を過ごした。
起伏に富んだ秦野盆地と渋沢丘陵を歩き、関東大地震の土砂崩れでできた震生湖やいくつかの湧水池をめぐりながら土地の成り立ちを学ぶことができました。また白山神社や白笹神社にも立ち寄り、秦野駅まで12キロ。起伏に富んだ道はなかなか歩きがいがありました。天気にも恵まれて様々な花を観察することができました。
モミジイチゴ、セントウソウ、カテンソウ、オニシバリ、ジロボウエンゴサク、タチツボスミレ、マルバスミレ、ヒメスミレ、アマナ、ミツバツツジ、ムラサキケマン、クサノオウ、スモモ、ハナモモ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、シダレザクラなどいっぱいで春を感じることができる楽しい一日でした。
註:9時:小田急線渋沢駅開札出口に集合。開会式後9時15分に駅前を出発。二ツ塚、泉蔵寺、白山神社、頭髙山、かりがねの松、宇主木の祠、栃窪、震生湖湖・福寿弁財天、白笹稲荷神社、今泉湧水池と巡り秦野駅前着14時45分。(写真:白山神社前で)
参加者:22名 FIT会員 17名:上野、小笠原、小田野、金谷、小早川、佐藤、嶋田、高橋、丹野、仲田、浜畑、平野、廣川、古谷、丸山、宮入、森 スタッフ 5名:入江、鈴木、福重、室伏、飯塚(幹事)